突然、あいつが現れた。
例のパーテーションを物色していてついつい夜ふかし。
眠気もピーク。
そんな時に現れた。
眠気も一気に吹っ飛ぶくらいの巨体にたじろぐ。
それでもあいつを叩きのめす装備はなにもない。
今日のところは丸腰で眠るしかない。
翌日、私は走った。
これを手に入れるために!
意外と思われるかもしれないが、
この家であいつが出たのは
冷静になってみると、初めて出たときに購入した装備のストックもあった
ブラックキャップとコンバットハンター。
当時の私のリサーチではG退治の最強コンビと謳われていた。
コンバットハンターにいたっては余ったものを
ジップロックで保管していたので効果は半減している気もする…。
とにかくいまいましい!
家賃を払っているのは私だ。
私が主である。
侵入者はなんびとたりとも許さない!
そんな強い気持ちとともに
ホイホイにちまちまと足ふきマットを貼り付けて
組み立てるという作業にどこか虚しさを感じずにはいられなかった。
Gが1匹いたら何十匹もいるという。
スーパーの野菜の箱にはGの卵が張り付いているという噂もある。
タイムマシンがあったなら
意気揚々とメルカリステージをつくっていたあの日の私を叱りたい。
初めてこの家に出た時はホイホイを設置してすぐに捕獲できた。
1匹だけだと思っていたら
別のホイホイにもう1匹いた。
それから2年ほど経つが、その間、Gを見ていない。
でも思い出したことがある。
初めてGが出た日。
洗濯物を取り込もうとして窓からコオロギが侵入した。
今回、Gが出た日。
5㎝くらいの大きなクモがリビングの壁を這っていた。
ああ、これを虫の知らせというのだな(←違うw)。
今度から虫が侵入してきた時は
G参上の予告だと思うことにする。
そしてもうひとつ思い出したことがある。
先日、横になってまどろんでいる時に
頬をペチペチと叩くような音がした。
それはトンボくらいの羽音だったと記憶している。
その時はUMAというか、ティンカーベルのような妖精の
透明人間バージョン…と思うようにしていたが、おそらくあれはきっと…。
llllllllllll 恐゙━━(゚Д゚;)━━怖゙ llllllllllll
それにしてもあいつがこの家の床や壁を這いまわり
飛んでいたかと思うと、今すぐ、家全体を
エタノール消毒で拭きまくりたい衝動に駆られる。
しかし、その衝動はすぐさま
なんにもしたくないという無気力でコーティングされ
すべてのやる気が奪われる。
私はこれをGの呪いと呼ぶことにする。
ゆえに、今日も私の部屋は片付かない…。
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